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初心者Webデザイナーが上達するための勉強プロセスをまとめてみた!

こんにちは!とっしーです!

デザイナーとして経験が浅いころは、「成長するには一体何をすればいいのか?」「効率の良い学び方はなんなのか?といろいろ悩みが絶えないですよね。

とっしー

筆者の僕はデザイナーですが、いわゆる美大やデザインスクール出身ではなく、高専で化学を専攻して、製造業で少し働いてからジョブチェンジしてデザイナーになりました。

特になにかセンスが際立っていたとか、絵がうまいとか、そんなことは一切ない普通の理系男子で、単純に研究の発表だったりでパワポをつくるときに人より凝り性だった(アニメーションや図形の作成など、わかりやすく説明することをおもしろいと感じていた)というだけでデザイナーを目指し、現在も現役で働いています。

結果、最初に入社した制作会社では全く戦力にならない時期が1年くらい続き、300回くらいやめようかと思いましたがw、なんとか試行錯誤して続けていくうちに、上達のコツをつかんでいきました。

この記事では、そんなセンスのかけらもない人がいきなりデザイナーになり、実務をこなしていく中でみえた「上達するために必要な考え方・指針」をお伝えしたいと思います。

とっしー

天才型ではなく、努力型人間だからこそ気づけるポイント、伝えられることを凝縮したつもりです。

  • 「センスがないから」といってデザイナーへの道を諦めかけてる
  • デザイナーの入り口に立ってはいるけど、なかなか上達しない…

と悩んでいる人には、特にご一読いただければと思っています。それでは、いざ!

目次

【守】まずは原理原則を知る。それだけでも「初心者」からは脱出できる。

はじめにデザイン4大原則を使いこなす

まずはじめに、デザインの4原則と呼ばれる「近接」「整列」「反復」「コントラスト(崩し)」を抑えることが1番の近道だと感じます。これを自分の言葉で自分の中に落とし込んで理解し、自在に目の前のデザインに反映できるようになると、一気にクオリティがあがります!

この「デザインの4大原則」は知っている方も多いかもしれませんが、僕の場合は「知識として知っている」というレベルから、とにかく実践を繰り返して「手で覚える」までになった段階で、スキルアップを実感しました!

まきすず

目の前のデザイン材料に対して、4原則を自在に使えるまでにとことん練習すると、ググッと上達を感じれるのではないでしょうか!

もしまだ4原則を知らない方、「なんとなく聞いたことはあるけど、使いこなせてはいないかな…」という方は、下記の記事でまとめているのでぜひご覧ください!デザインに対する考え方・視野が広がります!

また、より詳細に知りたい方には、ノンデザイナーズ・デザインブックという書籍もおすすめ。デザイナーの間でも有名で、豊富な具体例とともにわかりやすく教えてくれています!

次のレベルは色とフォント!

また、既にここをクリアしている、もう一段上のレベルだよ、という人は、色とフォントに関して学びましょう。

何を学ぶのか?ということですが、具体的には「言語と照らし合わせる対応表」を自分の中に作っていくことです。

言語と照らし合わせる対応表」ってなんのこと??

実際にドキュメントにまとめる必要がありませんが、例えば「明るい」「クール」「高級」などと言われた場合に、どんな色、どんなフォントが適しているのか?ということ。これを自分の中にストックとして増やしていきましょう!

そうすることで、デザインのディスカッションの際、非常にスムーズに話を理解し、アイディアを出せるようになっていきます。特にフォントは、名前と、それを使うべきシチュエーション(余裕があれば歴史なども)を頭に入れておくと尚良し。

とっしー

把握している種類は多ければ多いほど有利だと思います。

ポイントとしては、「セリフ」「サンセリフ」「スクリプト」の代表を数種類押さえておくのは最低限として、「かわいい」「かっこいい」「高級」「賑やか」などのタッチ/テイストと対応する引き出しを持っておければ、この段階では完璧だと思います。

ちなみに色に関する記事は下記にまとめておりますので、よろしければご覧ください!

伝えるためには優先順位付けが大切?

そして意外に忘れがちな部分かつ重要な基本として、

要素の優先順位を的確にとらえるという概念があります。

そもそもデザインとは、対象物の本質を引き出す(引き立てる)手段なので、「何を一番伝えたいのか」「二番目は?」「補足的な役割のものは何なのか?」という情報整理をした上で、要素を組み立てていく、ということを忘れずにトライしていくと、上達は速いです!

これだけで、初心者の域は脱することができ、繰り返し練習すれば再現性も確かなものになるはず。ちなみに優先順位を的確につけれるようになるために良い練習としてはバナーデザインがあり、これについても記事をまとめたので参考にしてみてください!

また、デザイナー1年目に特に気をつけたいポイントをまとめた記事も公開していますので、自分のデザインや知識レベルのチェックにぜひご一読ください!

ここまで、デザイナーとしての基本を押さえてきましたが、ここからは同じようなレベルのデザイナーと並んだ場合に、どのようにして抜き出る存在になるか?を解説していきたいと思います!

とっしー

ちなみにこの領域は、所属する業界や仕事内容にもよりますが、3ヶ月から半年未満くらいの期間で達することを目指せれば理想です。

【破】トーン(デザインの性格、声、シズル感、など)を学び、自分の中の「アート」を育てる。

原理原則の意味を深く理解し、自在に使いこなせるようになった後にやるべきは、一言で言えば「あらゆるデザインをみて、引き出しを増やす」ということです。例えば、下記のようなまとめサイトや参考Webデザインなどです!

【守】の段階でも、参考デザインなどはみているとは思いますが、この段階で意識すべきなのは、漠然とインスピレーションを得ることではなく「いい!」と思ったデザインがなぜいいのか?を考えること。

とっしー

めんどくさくなければ、理由を言語化してEvernoteにまとめて複数のタグをつけ、いつでも引き出せるようにしておくと便利です。

じゃあデザインの引き出しを増やすってどうやるの?という方向けに、リサーチ方法や日々のトレーニングの参考になる内容をまとめているので、興味のある方は下記の記事をご覧ください!

これを繰り返していくと、デザインをロジカルに捉えることができていくので、単なる「インスピレーションの収集」から「デザインロジックのストック」になっていきます。

そうすると必然的にデザインの幅が広がり、あらゆるトーンに精通するようになっていく。対応できる仕事の幅も増えますし、提案数を増やすのも苦でなくなるので、デザイナー同士でも明らかに優位性を築けるようになっていきます。

まさにここからが、デザイナーとしての本来のおもしろさがわかってくるという局面でもあります。

自分の中のアートを、いかにロジカルに育て続けられるかどうか。ここがデザイナーとしての成長率を左右すると言っても過言ではありません。

ここでは敢えて業界を絞り、得意なトーンを極めるもよし、あらゆるトーンに広く精通していくもよし、自分が楽しめるような成長曲線を描いて頑張ることが、結果として1番伸びていきますよ!

【離】ひたすらオリジナルを追求し続ける

トーンに関して、自分なりの答えが自由に出せるようになったら、もうここからは完全にプロの領域。正直僕もまだここの領域を縦横無尽にプレーできてはいません。。

ただ、まわりの先輩や仕事で関わる人々を見ていて、明らかに違う一流との差は、やはり圧倒的なオリジナリティだと思っています。

これがあるからこそ名前で仕事が取れるし、プレミア価格になっていく。「その人にしか頼めない」という領域までオリジナルを昇華させることができれば、高い優位性を確固たるものにできると信じています。

僕自身もまだまだ成長中の身なので、ここのノウハウに関しては、また随時感じたことをアウトプットしていきたいと思います。

最後にひとつだけ

とっしー

ここでひとつ注意というか、個人的に忘れちゃダメだなと思っていることを書いて終わりにしたいです。

それは、デザイン対象が本来の目的を果たすために最善かどうか?という視点です。トーンを研ぎ澄まし、オリジナルを磨き上げた一流の人のデザインでも、ときにこの問いが抜け落ちているなーと思うことがあります。セブンのコーヒーメーカーは有名ですね。。汗

例えば本記事では、Webやグラフィックのデザインをイメージしているので、その本質は「情報を伝える」「ストレスなく操作する(操作して購入や情報閲覧など目的を達成する)」であるはず。にもかかわらず、自分やブランドを表現することに固執しすぎて、本来果たすべき目的が果たせなくなるようなデザインをしてしまっては本末転倒。素人に逆戻りしてしまいます。

ぜひ「本質を最大限に引き出して目的を達成する」というデザインそのもの意味だけは忘れずに、引き続きデザインを楽しんでみてもらえれば嬉しく思います!

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