Webデザイナーのプロとして働くために!ポートフォリオを用意しよう!
こんにちは!まきすずです。
以前、「未経験からWebデザイナーになるには?キャリアチェンジに本当に必要なもの!」という記事で、ポートフォリオが大切ということをお伝えしました!
今回は、そのポートフォリオを作るにはどうすればいいのか?どんなポートフォリオがいいのかというお話をしていこうと思います!
ポートフォリオこそ、プロのWebデザイナーとして仕事を受けたり、転職したりするときに、本当に重要なもの!
作ることは大変ですが、少しづつでもポートフォリオを作りをがんばってみてください!
ポートフォリオって何のために必要なの?
そもそもポートフォリオってそんなに大切なの?作るの面倒だな〜。
手間だなと感じてもポートフォリオがないと何も始まらないよ!自分のできることを多くの人に知ってもらうためには、どんなことをしたかを伝えることが大切だよ!
ポートフォリオは、今までWebデザイナーとして自分で作った作品を掲載して、自分がどんなことが出来るのかを伝える場所です。
言葉だけで「こんなことができるよ」と伝えても説得力がありませんが、実際に自分の作品を紹介しながら「今までこんな作品を作ったよ」「こんなことが得意だよ」ということ紹介することで、相手に自分の魅力を伝える手段になります。
実際に会ったことない人でもポートフォリオからどんな人かなというイメージもわきやすいです!そのため自分自身をアピールできる表現の場としても使いやすいですね!
ポートフォリオってどこで使う?
実際のポートフォリオが必要な場所としては大きく分けて2つあります。
転職活動時に
就職なら、面接前や面接時に提出を求められることが一般的です。未経験OKとなっている会社だったとしても、ポートフォリオは必須の提出物ということがほとんど。面接側は、それを見て自分たちの会社に合っていそうな人か、求めているスキルに達しているかの判断をします。
フリーランスで仕事を受注する時に
フリーランスで仕事を受注する時にも、相手から「どんなものを作っているのか実績を見せてほしい」と言われるのが当たり前となっています。実際に仕事をお願いする上でこの人は「どんなことができるのか」「どんなデザインができるのか」を知るためのきっかけにもなります。
ポートフォリオで伝えること
ポートフォリオは単に自分の作った作品を載せればいいというものものではありません。「誰に」「何を」「どのように伝えるか」を自分の中でしっかりと明確にすることで、より具体的な内容に落とし込むことが可能です。単に作品だけが並んでいるよりも、グッとわかりやすい内容を伝えることができます!
誰に伝える?
先にお伝えしたとおり、ポートフォリオが必要な場所は人それぞれ。転職時だったり、仕事を受注したい時などにも。そのため、その都度提出する時に改めて「今回はこの人に伝えるため」と見直してみるといいと思います。
転職の場合は特に、面接する会社の雰囲気に合わせた作品でまとめるとより好印象です。
面接時に説明するものは特に会社の特徴に合ったものを抜粋するとより良いですね!
何を伝える?
自分の作ってきたことをどのように伝えるかがとっても大切なこと!
新人の頃の作品は、やはりプロの作品に比べると技術面だけでのアプローチは難しいものです。そのため、ただ作品を並べるだけよりは、しっかりと状況の説明を入れることでより作品の魅力をグッと膨らませることが大切です。
また、デザインは基本的には自分本位で作るものではありません。作った背景がきっとあるはずです。背景を説明できることもプロとして、またデザイナーとしては必須のスキルです。
大まかに以下にどんな内容がいいかまとめてみました!
- 1. サイトのタイトル
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何のサイトかわかるように!
- 2. サイトのサムネイル画像
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サイトの印象がわかるサムネイル画像を。サイトの印象を一目で伝えれるように、ファーストビューをメインにすることをおすすめします!
最近はスマホのイメージも大切なので、PCとスマホのデザインを並べる方法も1つです!
- 3. サイトの説明
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「なぜこれを作ったのか」「ターゲットは誰か」「どんな背景か」など、サイトを作った経緯や内容を伝えます。依頼時の状況や、それを踏まえてなぜ今回のデザインにしたのかも。
ただし、注意したいことは、長文になりすぎないこと!見る側は文字ばかりあっても読んでいられません!そのため、大切な箇所のみをポイントとして伝えることが必要です。わかりやすく、伝えたいことのみを伝えるようにします。
また、デザインの見た目やコーディングスキルももちろんですが、どうしてこのようなデザインになったのかも見る側は大切にしたい要素。
まきすず自分本位のデザインではなく、ユーザーのためのデザインということを意識してみてください。
- 4. 工夫したところ
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説明文とは別に、自分ががんばった箇所や得意とした点を伝えることも大切です。どこに力を入れたのか、何を意識して制作したのか、サイトの内容よりもどんな点に気をつけて作られているのかが気になるところ。
ここももちろん、わかりやすく簡説に伝えましょう!もちろん、箇条書きでもOKです。
- 5. 制作期間やプロジェクトの人数
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1人ではなく何人かのチームでサイトを作った時には、プロジェクトの人数や自分の担当も含めて書くとよいです。また実際にかかった期間も。どの程度のボリュームのサイトに、どれくらいの人数でどれくらいかかったのかで、制作状況のイメージにつながります。
もちろん必須ではないですが、記載してあるとより「こんな人と仕事しているんだ」「これくらいの制作期間でできるんだ」という情報がわかってくるので、発注する側も採用担当者も信用度がグッと増します!
- 6. サイトのURL
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案件によっては、サイトのURLを伝えられないことももちろんありますが、可能であればURLを掲載し、実際のサイトをみてもらいましょう。
嘘や偽りはNG!本当のことを!
当たり前の話ですが、自分ができること以上のスキルや実際に自分が作っていないことを掲載してはいけません。自分ができること以上のことを載せて同じことを求められてしまったら、出来ないと嘘をついて信頼がなくなります。
また、他人が作ったサイトを掲載することももちろんNG!
あんまり実績がないな・・・と自信をなくすのではなく、あなたが出来たこと・得意なことをしっかりと記載することでその価値観に共感してくれる人が必ずいます!そのため、あくまで自分をアピールする場所としてのポートフォリオサイトにしましょう!
ポートフォリオを用意しよう!
冊子として用意するパターンもありますが、わたしはWebデザイナーであればWebサイトがあれば十分だと思ってます!
業種毎に、ポートフォリオをどう作るかも異なってくると思います。Webデザイナーであれば、Webサイトで見せるので十分です。やっぱりWebサイトは、動きも1つのサイトとしてのデザイン要素。そのため、実際の動きも見せられるWebサイトがわかりやすくておすすめです!
面接の時は事前にURLを送っておいたり、当日自分のPCを持っていくでもいいと思います。
もちろん紙で用意することもいいと思いますが、動きの表現は伝えられないのがデメリットなので紙も用意する場合には、必ずWebサイトでも用意した方がいいです!
どうやって作るかを決める
基本的には、Webデザイナーになるのであれば、ツールよりも自分でポートフォリオサイトを作ることをおすすめします。やはり、ポートフォリオサイト自体も1つのサイトとして扱えること、またオリジナル性が出るからです。
ポートフォリオ作成ツールは多々ありますが、個性が出しにくくなって差別化することが難しい印象です。もちろん知識としてそういったツールを知っておくことは役立ちますが、時間があれば自分オリジナルサイトを作ってみてください!
もちろん「時間がない!」という方は、ポートフォリオサイトを作るツールも多数ありますので活用することも問題はありません。
大切なことは、ポートフォリオを見せることなのでまずは作ってみる。そして、どんどんより良いポートフォリオになるように日々更新していけばいいと思います!
わたしが面接する側になった時の話
実は、わたしも面接官になってポートフォリオを見る側に回った時もあります!(もちろん、面接される側もありますが・・・)
その時、ポートフォリオを見せてもらいましたが、紙の人もいれば実際にWebサイトを見せてくれる人もいて、比較するとWebデザインに関していえば、印象はWebサイトを見せてくれた人の方が良かったです。もちろん、Webサイト以外の実績の場合は紙でも十分伝わりますが、Webサイトに限っては、やっぱりWebのポートフォリオサイトがいいですね。
また、経験者募集か未経験者でもOKかでも大きく変わりますが、未経験の人の面接の場合は、制作物よりもやっぱり人柄をみています。その人が今後、先輩デザイナーとやっていく上で伸びるかどうかなどを含めて。
とはいえ、ポートフォリオの気になる部分としては人柄の他、この2つを重要視していました!
- 基礎的なデザイン力はあるか
- なぜこのデザインにしたかの説明ができるか
【1】基礎的なデザイン力
基礎的なデザイン力とは、四大原則のようなデザインの基礎の基礎の部分。ここができているだけでも、だいぶ印象が変わります。デザインとして整っているかどうかは基礎的なことでも十分だなと感じました。
四大原則に関しては、下記の記事でも詳しくまとめているので、よろしければご覧ください!
【2】なぜこのデザインにしたかの説明
「なぜこのデザインにしたのか」という理由を明確にしているかどうか?これをわたしは、大切なポイントとしてみていました。
なんとなくの回答になりがちですが、問題解決としてのデザインとして、ゴールを意識したデザインができていれば自然と答えは出るもの。意味を持って作ったというだけで、デザインに対しての説得力もあるし、入社後もどういった点を直していけばいいのかということが明確になるので、未経験者の場合だと指導もしやすくなります。
ポートフォリオサイトを作るのにあたってのまとめ
ポートフォリオサイトって簡単なようで、実際にはしっかりと作り込むことが大切です。今後の自分の活動にも大きな影響を与えることができると思います!
そのため、最初から完璧を目指さなくても少しづつでもどんどんブラッシュアップをして、目をひくサイトをぜひ用意してみてください。わたしたちもまたポートフォリオサイトを作り中なので、しっかりとできた時には公開して参考にしてもらえればと思います!
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