月末の家計チェックで貯金体質になる!家計簿で1ヶ月を総括するポイント
- 家計簿をつけるようになったけれど、なんだか淡々と記録して終わりになっている
- 毎日マメに書き込んでいるはずなのに、全然お金が貯まっていかないんだけど…?
とお悩みの方へ。正直、僕も昔はそんな感じでした。
結局、家計簿を「書く→満足→あれ、お金貯まってない」といった感じで、途中で投げちゃったことも何度もあります。
でも!家計簿って本当はもっとすごい力を持っているんだよなぁ……って最近思います!
たとえば、途中でコンビニスイーツにハマっていたら、その“ハマり分”が数字に表れる。意外なくらい、“自分のクセ”がスコーンと明るみに出るんですよね。
今回の記事では、僕が「これって振り返りに役立つかも!」と思った家計簿チェックの視点とか、実際にやってみた改善策、あとは来月の予算づくりのヒントなんかを、思いのままにつらつら書いていきます。
読み終わったあと、なんとなくでも「来月の家計管理はちょいと変えられそうかも?」って思ってくれたら、うれしいです!
では早速、STEP1「今月の家計データをまとめる」からみていきましょう!
STEP1:まずは今月の家計データをまとめる
1-1. まずは全支出と予算を整理する
これは、超基本ですが、意外とスルーしがちです。
たとえば、合計金額を見るだけでも「うわ、こんなに使ってたんだ?」と驚くこと、あるんですよね。
カテゴリ(費目)の分け方は人それぞれですが、我が家の場合は以下の11種類にしています。
- 食費(外食など含む)
- 消耗品費
- 交通費(ガソリン、自動車保険、自動車税、車検、オイル交換などメンテナンス費含む)
- 住居費(住宅ローン)
- 小遣い(妻と夫の小遣い)
- 教育費(主に保育料)
- 光熱費(我が家はオール電化のため、電気と水道)
- サブスク(生命保険、スマホ、ネット回線含む)
- 貯金
- 投資
- 借入(自動車ローン)
そして、当月に契約したサブスクや、逆に普段は全然ないけど数年に1回発生した支出(エアコンの掃除など)なんかも見落としがちなので、こっちも抜かりなく書いておきます。
「あれ?今月はなんでこんなに支出が多いの!?」と、いい意味で気づけることもありますからね。
1-2. 大きな固定費と変動費を分けてみる
支出を「固定費」と「変動費」に分けるのもおすすめ。
- 固定費:家賃や保険、スマホ料金など毎月ほぼ一定の支出
- 変動費:食費、外食費、日用品費、趣味・娯楽費など、月によって上下する支出
通信費のプランを見直して月1,000円でも安くなれば、年間で12,000円の節約だもんね。
僕は道の駅が好きで気づけばおやつとアイスを大量に買い込んでいるので、そこをどう減らすかいつも悩んでいます……
家計管理をラクに、シンプルにする、スプレッドシートのテンプレートで、収入や貯金(ストック)の管理を思い切って省き、見るべき場所を極限まで減らしました。
我々夫婦が家計簿の管理に苦労した経験もあり、その経験を生かして色々試しながら磨いてきました。
そのため、特に共働きのご夫婦にとっては実生活に寄り添ったものになっていると思っています!
STEP2:今月の支出を分析する観点
2-1. 予算と実際の差異を確認
ざっくりでも予算を決めておくと、月末に結果を比べやすいんですよね。で、「予算オーバーしてる…」ってところだけ、原因を深掘りするイメージです。
たとえば食費がオーバーしてたら、「外食が多かったからかな?」「そういえば昼休みに毎日ラテ買ってたな……」とか。
で、「ラテ買うのって、本当に毎日必要?」と問うてみるわけです。僕自身、そこを意識して“ルーティン買い”をちょっと抑えたら、割と節約できました。
でも逆に、予算内に収まったカテゴリもちゃんと見ておくとよいです!
たとえば「日用品費は思ったより抑えられたじゃん!」ってときに、「ネットでまとめ買いしたから無駄が減ったのかな」といったポジティブな学びもあるかもですね!
その成功パターンを他の費目にも応用できたら、家計管理がだんだん楽になっていきますよ!
2-2. 前月・前年同月との比較
家計簿を続けている人なら、ぜひ前月や昨年との比較もやってみてください!丁寧にやってみると、意外な発見や面白さがたくさん出てきます。
【前月比較のメリット1】変化の「原因」を発見しやすくなる
たとえば、光熱費が先月より5,000円増えたとわかったとき、すぐに「原因探し」ができるんですよね。エアコンを使いすぎた、あるいは電気料金のプランが変わった、もしくは家にいる時間が増えた……などなど。
「なぜこんなに変動したのか?」を考えることで、次の対策につなげやすくなります!
【前月比較のメリット2】毎月の変動パターンに気づける
前月と比べるメリットのひとつに、「リズムが見えてくる」という点が挙げられます。
- 給料日直後は気が大きくなって散財しがち
- 月末は外食が増えてしまうクセがある
- どうしても週末はコンビニスイーツを買ってしまう
こういった小さな生活リズムの変化を察知できるんです。「あ、先月も月末に食費が膨れ上がったな」と気づいたら、次の月は「月末だけは、あえて外食を控える」など、ピンポイントの対策がしやすくなります。
【前月比較のメリット3】今月の“体感”と数字を照らし合わせられる
「なんだか今月は使いすぎてる気がする……」という体感だけでは、改善策はざっくりしがち。
前月のデータを見れば、「いや、実はそんなに増えてないかもしれない」とか、逆に「想像以上に使ってる!」と、体感と実際の数字にギャップがあればすぐに把握できます。
ここで修正できると、モヤモヤを抱えたまま家計管理を続けなくて済むんですよね。
続いては前年同月と比較する効果です!
なぜ前年同月と比較するのか?
【前年同月比較のメリット1】季節やライフイベントの影響を知る
- 夏の電気代が今年はどれくらい増えた or 減ったのか
- 冬の暖房費や年末年始のイベント費は昨年よりどう変わったのか
- 昨年は引っ越し直後で家賃が高かったが、今は落ち着いている
こうしてみると、自分の暮らしがどう変化しているのか、数字を通して客観的に把握できます。来年の予算計画を立てるときにも、前年同月の実績は大いに役立ちます。
【前年同月比較のメリット2】「成長」や「改善度」を感じやすくなる
前年同月との比較は、1年間でどれだけ家計改善が進んだかを実感できる絶好のチャンス!
成果を感じるとモチベーションが上がり、「もうちょっとがんばろう!」と思える要因にもなります。
【前年同月比較のメリット3】“なにが定常的で、なにが一時的か”を見分けられる
12ヶ月というまとまったスパンで家計を振り返ると、「これって毎年の恒例支出だよね」とわかるものが浮かび上がります。たとえば、保険の年払い、固定資産税、車検費用などは、毎年同じ時期にまとまって支出が発生しますよね。
こういった費用を事前に把握しておけば、「あれ、突然大きな出費が……」と慌てることが少なくなり、計画的に積立を用意するなど、落ち着いて対策がとれます。
確かに!あとはクレカの年会費や、Amazonプライムの費用なども同様ですね。
といった具合に、前月・前年同月と比較すると気づきは意外と多いので、ぜひ振り返って確認してみてください!
2-3. 一時的・突発的な支出の扱い
支出分析の最後のトピックは、「どうしても避けられない出費」の話。
友達の結婚式のご祝儀や、子どもの入学祝い、さらには急な病院代とか。「これ、普通の生活費と一緒に計上していいの?」って思うこともあるはずです。
僕もそういう支出は「予備費」のような一時貯蓄からの支出として、普段の支出とは分けちゃいます。
だから、「これはこの月だけのイレギュラーだよ」って考え方で管理しておくと、気持ちがすごく楽になります。
STEP3:節約&改善ポイントの抽出
3-1. 無駄遣いトップ3を洗い出す
1ヶ月振り返ってみると、「これ、なんで買ったんだっけ……?」みたいな支出があったりしますよね。
個人的には「Amazonプライムでなぜかタイムセールを覗いてしまい、そのまま衝動的にポチっちゃう」なんてのが、まさにソレです!
コンビニ好き、ネットショッピング好き、ゲームの課金大好き、健康オタク、などなど。
それを知るだけで、「あ、だから予算越えるんだ」と納得できるから、人によってはすごく対策が立てやすくなるんですよ。
3-2. 次月はどこを削減するか?
たとえば、外食費がかさんでいたら、「週末は基本自炊する日にしよう」とか。
いきなりゼロにしようとするとムリが出るから、小さなルールを決めるところからはじめるのがベターです。
僕は月末になるといつもお小遣いの残高ギリギリになるのが定番だったので、「平日はコンビニのスイーツは買わない!」みたいに、先に縛りを設けてしまいました。
意外と守れるし、できたときの達成感がある。それが楽しくなって、ずっと続けられたりするんですよね。
STEP4:来月の予算を再設定する
4-1. 今月の反省を活かしたカテゴリ別予算
振り返りで「ダメだったところ」「よかったところ」がわかったら、それを踏まえて来月の予算を組み立てていきます。
たとえば、通信費がちょっと高いなら「格安SIMに変えてみよう」とか、サブスクが多すぎるなら「Netflix以外は一旦解約しようかな…」とか。
食費なら「週1回まとめ買い+冷蔵庫整理デー」を導入し、外食費の予算と分けて考えると、“どこで節約できるか”が一層クリアになります。
最初は面倒でも、一度やるとその後はラクになることが多いです。
実際、僕もスマホ料金を見直したら月4,000円くらい浮いたのでから、感動したんですよね。地味にうれしいもんです。
4-2. 具体的なアクションプランを立てる
予算だけ決めても、行動しないと意味がないですよね。なので、なるべく毎日の行動に落とし込むこと。
たとえば「週末にまとめ買いをして平日の買い物を減らす」「メルカリで着なくなった服を売る」「外食は月2回まで」とか。こういう小さい目標を立てて、できたら自分を褒めるのが大事。
家族やパートナーと一緒に家計管理している場合は、みんなでワイワイ「今回はまとめ買いが成功したね!」みたいに盛り上がると、さらに長続きしやすいです。
まとめ
1ヶ月の振り返りが“貯金体質”の第一歩
というわけで、月末に家計簿を振り返るのって、意外と面白いです。
数字を眺めるのが苦手な人でも、そこに“自分のお金の動き”が見えると、ちょっとテンション上がるんですよ。
「うわ、こんなに外食してたんかい!」とか、「やった! 今月は予算オーバーしなかった!」とか、自分で自分にツッコミを入れながらやると一層楽しいですね!
次月に向けて具体的な1〜3つの行動を決めてみる
最後に、「よーし、じゃあちょっとやってみるか!」という人におすすめしたいのが、翌月の具体的な行動を1〜3つだけ決めるという方法です。あれもこれもやろうとすると、疲れて挫折しちゃいますからね。
たとえば、
- 外食費を週1回までにする
- 先取り貯金を5,000円でもいいからやってみる
- コンビニスイーツは週2回までにする
みたいな小さな挑戦でOK。成功したら、「やったぜ、自分!」と褒める。それが心地よくなってくると、家計管理が思った以上に続くものです。
こうして振り返ってみると、家計簿って数字そのものよりも、そこに込められた“自分の生き方”や“お金の流れ”を知るツールなんだな、と僕は思います。「毎月なにに、どんな気持ちでお金を使ってるのか」、これが少しでもハッキリすると、不思議なくらい生活も整っていきますよ!
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